犬の殺処分はどのように行われるのか?


炭酸ガスによる窒息死です。都道府県によってまちまちですが、5~20分かけて捨て犬や捨て猫を窒息死させます。一昔前はバットによる撲殺、または劇薬を用いた毒殺が主流でしたが、コストや職員の安全性を考慮して現在はほとんどの自治体において炭酸ガスによる窒息死が採用されています。

捨て犬や捨て猫を窒息死させる設備は通称ドリームボックスなどと呼称されています。これは「眠るように安らかに旅立てる」という意味合いのようですが、あたかも炭酸ガスを吸っている動物が全く苦しんでいないかのような誤解を生んでしまう、危険な表現と言えます。

現在8割以上の92自治体(委託を含む)は炭酸ガス施設を採用しており、熊本市、京都市など15自治体は原則として獣医師が麻酔注射で1頭ずつ安楽死、そして主要都市では唯一山口県下関市にある動物ふれ愛ランド下関だけが手術で使う麻酔ガスを密閉空間で吸引させる安楽死設備を取り入れています。同市では平成21年度に、約8億2000万円かけて安楽死設備を導入。年間の処分費用は苦痛を伴うとされる「炭酸ガスによる窒息死」に比べ3倍の約700万円かかるといいます。

内閣府の「動物の殺処分方法に関する指針」では、「出来る限り動物に苦痛を与えない方法」を求めているが、強制力はなく、財政難に苦しむ自治体では安楽死施設の導入に二の足を踏み、従来の炭酸ガスに頼っているというのが現状です。

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