保護施設から犬を迎えるという選択〜素晴らしい家族になるコが見つかるよ〜

あなたの愛犬は、どこからやってきましたか?ペットショップ、それともブリーダーさん?親戚や知り合いから譲り受けたなんていう方もいるかもしれません。そして、保護施設の出身だよ!というワンコも、嬉しいことに少しずつ増えてきているみたいです。

いまから犬を迎えようと計画している方に、是非とも検討していただきたいのが「保護施設からワンコを迎え入れる」という選択肢です。

保護施設というと暗くて汚いペットの牢獄のようなイメージがあるかもしれません。そして保護犬たちに対しては、「かわいそう」という印象をお持ちになる方がたくさんいらっしゃるかと思います。保護犬たちは、まぁなんらかの事情を抱えてはいるものの、元気で明るく可愛らしいワンコという点では、他のコたちと全く変わりません。施設では、専門家がそのコの状態を勘案し、必要なお世話や訓練をしていることも多く、むしろエリート教育を受けた飼育しやすいというワンコだと言っても差し支えないように感じます。

うーん、成犬もいいけど、できれば子犬を引き取って育ててみたい、という方にも、保護施設に足を運んでみることをお勧めします。保護施設にいるのは成犬だけではありません。幼齢ワンコも引き取られているんですよ。環境省によれば、平成28年度の犬の幼齢個体の引き取り数は約11,000件。うち殺処分されたのは4373件にのぼっており、たくさんの子犬たちが家族に会えぬまま虹の橋を渡っているのが現状です。

今年5月、ブラジルで行われた「実験」の動画が、大きな話題を呼びました。

実験とは、捨てられたり道をさまよっていたりした犬たちを保護し、ペットショップにいる子犬に置き替えてみたらどうなるかの検証です。ブラジルでは多くの動物が遺棄される一方で、ペットショップで高額をつけられた動物が売買されています。これに一石を投じるために立ち上がったのがブラジルの保護団体Associacao Quatro Patinhasで、ピューリーナと手を組んで”Priceless Pets“プロジェクトを発足し、「保護犬だって他の犬と変わらない」というメッセージを発信し始めたのです。「実験」はこのメッセージを伝えるために行われたもののようです。

さて、「実験」が行われた店内ではどんな事が起こったのでしょうか?

ペットショップを訪れた客たちは、ショーケースで遊んでいる子犬たちの値段を定員に尋ねます。返ってきたのはなんと「無料だよ」という答え。自分が選んだ犬が無料だと知ったお客さんは、びっくりしたり混乱したりショックを受けたりと様々に反応します。いずれにせよ、ダタで犬達を手に入れられるなんて信じられないと、店員さんに何度も「どういうこと?」と聞き返して来るのが印象的でした。


「動物たちは(たとえ捨てられても)シェルターに保護されれば、いつか引き取り手が見つかって適切なケアが受けられるものだと思われがちです。しかし、多くの動物たちは、里親が見つからないうちに、病気や心の病気などで命を落としてしまうのです」と、保護施設の代表であり創設者でもあるクリスチアヌ(Christianne Duarte Garoiu)さんは述べています。「多くの人が動物を買うために大金をつぎ込んでいますが、一銭も払わなくても家族になってくれる動物は見つかるものです」

日本でも、動物たちの里親探しのお手伝いをしているペットショップもいくつか登場しています。「保護施設に行くのは気が重い」「どこに行ったらよいのかわからない」という方たちの出会いの場になっているようですね。個人的には、保護犬たちとの出会いのチャンスが広がっていくのは、とても良いことだと思っています。

動画は、こんなメッセージで締めくくられています。

『Better than buying a life is saving one』

〜命を買うより、救う方が良い〜

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