実際に保護犬を迎える〜保健所か譲渡会かネットか…犬を譲り受ける場所を考えよう〜


犬を飼うということは犬の生涯、長ければ20年近くという年月、命に対する責任を持つということです。 

ペットショップなどで購入する場合には、その覚悟を問われることはほとんどないと思いますが、里親になる場合、その犬が二度と不幸な目に合わないよう、何度もその覚悟を確認されると思います。 

また、犬との生活を想定するためにさまざまな項目の質問をされることも。以下はある保護団体が里親希望者に行う事前アンケートの一部です。 

・犬を飼った経験はあるか? 

・家族全員が犬を飼うことに賛成しているか? 

・留守番時間はどれ位? 

・旅行の時はどうする? 

・犬を飼いたい理由は? 

・主に世話をするのは誰? 

・家族の中にアレルギーを持っている人は? 

また、飼育環境の事前確認(家の中をチェック)があったり、終生飼育の観点から同棲中のカップルや60歳以上の単身世帯には譲渡しない、3か月に一度写真とともにメールで近況報告をするという決まりがある団体も。 

これをみて「面倒だな」と思う人もいるでしょう。でも現実には、こういった面倒なことを抱え込むということが犬を飼うということなのです。 

では、いざ里親になりたいと思った時、どこに相談すればいいのでしょうか? 

主に方法としては3通りあります。 

ひとつは住んでいる自治体の動物愛護センター(保健所)から引き取るという方法。自治体によって異なりますが、好きな時にセンターを見学して犬に触れあうことができる所や、決まった日時の譲渡会に参加する必要がある所などそれぞれです。 

動物愛護センターや保健所は、保護動物のための予算が少ないところがほとんどですので、慢性的に人手不足です。「迎えたいけどどうしようか・・・」という相談の電話が長くなると、犬猫のお世話の時間が減ってしまいます。本当に迎えたい気持ちがあるなら、まずは講習を受けてみるのも良いと思います。疑問が解決できることもありますし、その場で職員さんに相談する方が良い答えが得られ、お互いに効率的な時間の使い方になるはずです。場合によっては実際に犬を見ながら相談できます。しつけの仕方なども教えてもらえる行政も多いので、初めて犬を飼うにあたり保健所や愛護センターから迎えたい方は、まずは講習から入るのが良いと思います。

次に、ボランティア団体などが開催している犬の譲渡会にいくこと。地域の情報誌やインターネットなどで開催日時などが告知されていることが多いのでこまめにチェックしてみましょう。 本当に飼うか決めかねているという人も、何度か足を運んで実際に犬を見たり、ボランティアの方と話して考えてみるというのもいいと思います。   

そして、里親募集サイトで犬を探すという方法もあります。 ボランティア団体などが運営するホームページや、それらを集約した里親募集サイトをチェックしましょう。気になる犬がいれば、アンケートフォームなどを記載した上で保護している方と連絡を取り、いわゆる「お見合い」の段取りをつけます。

ここで注意点ですが、犬を譲り受けるというと、「無料」だと思っている人も多いようですが、場合によっては保護された時点からかかった必要経費を新しく飼い主となる人が負担する可能性もあります。 

これは団体などにより異なりますが、予防接種やフィラリア予防、怪我の治療、去勢避妊手術の費用を折半したり全額負担することが多いようです。 

残念なことに、里親募集をして必要以上のお金を請求する詐欺も存在します。   

必要経費を請求する場合、ほとんどの保護団体では動物病院の領収書などで金額の証明をしてくれますので、それがない場合は慎重に確認を取るようにして下さい。

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