多頭飼いで飼い主さんが気を付けるべきポイント


多頭飼いをすると、新しくやってきた犬はもちろん、先住犬も少なからずストレスを抱えることになります。自分のテリトリーだと思っていた家の中に、突如若い犬がやってきたら…その犬が家族の注目を集めていたら…先住犬はヤキモチをやいてしまいます。その逆でも、新しい犬が疎外感を感じてしまいます。多頭飼いで新しい犬を迎えるにあたり、飼い主さんは、愛情のバランスを上手に分散すること、また愛犬がストレスをなるべく溜めないように気にかけなければなりません。すなわち、愛情は均等に。

多頭飼いの場合、頭数分のケージ、またはサークルを用意しましょう。ケージは犬が最も安心できる場所であり、何かあった時に落ち着ける場所です。新しい犬がやってきてすぐの時期は、このケージをうまく利用し、犬がひとりになれる時間を十分に確保してください。最初は数分のご挨拶から始めて、時間をかけて犬同士が一緒に生活することに慣らしていきましょう。すべての犬に「ひとりになれる空間」を用意することが重要です。

おうちの中で引き合わせるときの注意点としては、まずは子犬をケージに入れ、先住犬にリードをつけます。最初は十分な距離をあけて会わせてあげましょう。そのときに、それぞれがストレスサインを発していないか、よくよく確認してください。


リードをピンと張った状態にしてしまうと、余計に先住犬の緊張を高めてしまうので、リードにゆとりがあるような状態に保っておくことが大切です。


また、一緒にいるときにそれぞれおやつを与えるのもオススメです。


緊張していたらおやつは食べないはずなので、食べてくれればリラックスしている証拠。ただし、食べ物への執着心が強い子は攻撃的になることもあるので、他の子の食べ物を奪うようなそぶりを見せたら、おやつはすぐに片付けましょう。

次に、もし新しく迎えた子犬のワクチン接種が完了しているなら、まずは一緒に部屋から出て、お散歩をしてみることもオススメです。もちろん、リードを持つ人は一頭につき一人。一緒に楽しい時間を過ごすことで、仲間意識が芽生える可能性があります。

二頭一緒に散歩をする場合、それぞれが自由な方向に勝手に進んでしまって、飼い主さんが大変な思いをすることがあります。一頭ずつ、しつけを済ませた上で一緒に散歩させるといいいでしょう。

また、犬のサイズに大きな差がある場合は運動量が異なるため、一頭ずつ行くというのも一つの方法。全ての愛犬と密なコミュニケーションを取るためにも、時には一頭ずつ散歩に連れて行き、ゆっくりお話をしながら散歩を楽しむこともおすすめです。

なにより、犬たちと飼い主さんとの信頼関係を築かなくてはなりません。それには、一頭ずつのコミュニケーションの時間を大切にしましょう。一頭ずつ、きちんと愛情を注いでいることを、愛犬に伝えてあげましょう。

また、多頭飼いで注意しなければならないのは、「犬同士のルールで決めた上下関係を乱さない。」ということです。たとえば、おもちゃの取り合いなどで下位の犬がいつも負けているとします。飼い主さんは優しさから、弱い子を抱っこして、強い子に「いじめちゃダメ。」なんて怒ることもあるかもしれません。

しかし、この行動が犬を混乱させてしまうのです。犬には犬のルールで決めた上下関係があります。それを人の手で乱してしまうと犬は混乱してしまい、よりひどいケンカに発展する可能性だってあるのです。

かわいそうに思う気持ちはわかりますが、下手に手を出すことはせず、犬のルールに従って見守ることも必要なのです。

たくさんの愛犬と暮らせたら幸せ…と思う飼い主さんは多いと思いますが、多頭飼いには様々な注意点があることがわかりますよね。費用の問題だけでなく、犬同士の相性や、飼い主さんと一頭一頭のコミュニケーションの取り方など、気にかけるべきポイントはたくさんあります。犬たちにとっても飼い主さんにとっても、負担のない生活が送れるよう、しっかり準備をして迎えましょう。

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