保護犬の推定年齢について


保健所や愛護センターに収容されている犬の年齢は、分からないことがほとんどです。元の飼い主が手放して持ち込んだ場合や、マイクロチップが入っていた場合など、例外を除いては、推定年齢として紹介されている事がほとんどです。

歩き方や毛ツヤなど見た目が若々しくない、歯石が多くついているなど歯の状態が悪いという理由とその程度から、犬の年齢を高く見てしまう場合もあります。特にブリーダー犬や、捨て犬だった子らは、歯の状態が悪い事が多いです。歯本体より大きな歯石が付いていたり、歯がグラグラで歯石が接着剤代わりになっている事も多々あります。

逆に、若々しく活発で表情豊かな様子や、目が綺麗で心雑音がないということから、若い犬かと思ったら、実はそうでもなかった…というケースもあります。

年齢がわからない時は、大体は獣医さんに判断していただきます。

私自身、保護犬を多数飼ってきて、中には捨て犬出身の子も数匹いました。大体の推定年齢については獣医さんに診て頂きましたが、「実際2〜3歳は差異があるかもしれません。」と言われました。とても丈夫な子たちで、22歳という長寿を全うしてくれました。でも、もしかすると、24歳だったかもしれないんだ⁈と思ってみたり^ ^

私自身は、犬の年齢にはあまりこだわらなくてもいいんじゃないかと思っています。もちろん食生活や運動量や健康管理の面で、年齢は把握しておくにこしたことはないですが、肝心なのはそれぞれの体質や体調に合わせてやることだと思います。

引き取った犬の年齢がいくつなのか、率直なところボランティアも保健所も、獣医師でもわからないことが多いものです。

ボランティアや保健所は経験上、獣医師なら体の状態でこれくらいの年齢かなと推測するのみです。

ボランティアや保健所、保護にかかわる獣医師であれば、少しでも良いところを探して若い方に見てあげたいという心理も働いているかもしれません。

実年齢がいくつの子であっても、その後のケアや愛情の注ぎ方で、心身の健康を回復し若々しくなる犬猫の例は多数あります。

そもそも、その子たちの寿命ではなく、人間の手による殺処分により、明日終わってしまうかもしれない命を引き取ったのですから、年齢にとらわれずに日々を大切に、ともに喜びを重ねていくことに、保護犬猫と暮らす意義があるのではないかと思います。

犬でも人間でも何歳まで生きたかではなく、どう生きたかが大切です。与えられた命を精一杯生きること。

保護犬たちが残りの犬生を全うできるよう、愛し、守ってくれる家族にどうか巡り会えますように。

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