「助かった命」が、今度は「命を助ける」

2014年8月に広島県で発生した土砂災害。その救助現場で活躍した夢之丞という名前の災害救助犬をあなたは知っているでしょうか?


ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害、貧困などの脅威にさらされている人々に対して支援活動を行うNGO。2010年11月、紛争や災害の人道支援をしているNPOピースウィンズ・ジャパンのスタッフが広島県動物愛護センターを訪れました。偶然ガス室前にぽつんと置かれたケージの中でふるえる生後3〜4ヶ月の子犬に出会ったのです。ガス室が満杯になり殺処分が延期されたところで、スタッフに保護してもらったのです。



これがそのときの様子。


おしっこを漏らしてしまうほど、怖くて震えてしまっていたのだそう。


しっかり病院で検査してもらい、


半年後には、こんなに大きくなりました!


いよいよ救助訓練がスタート。


ヘリコプターもバッチリ。


そんなときに、広島県であの土砂災害が発生。現場へ“初出動”です。


多数の死者、行方不明者が出た安佐南区八木地区で20日、 ぬかるんだ地面の臭いを嗅ぎながら、夢之丞が勢いよく駆けて行きました。 倒木に押し潰された民家のそばで立ち止まると、訴えかけるような表情で操作者をじっと見つめたのです。

「ここに人がいるかもしれない」
捜索隊が確認すると、中から男性の遺体が見つかったのです。この話題は、各種メディアでも大きく取り上げられました。残念ながら生存者の発見には至りませんでしたが、行方不明だった男性1名を見つけることができた模様。

“助かった命”が、今度は“命を助ける”。この素晴らしいサイクルに対しては「素敵!」「大切な命がつながりますように」「夢之丞、これからも頑張って!」といったコメントが寄せられています。

ちなみに夢之丞は、2015年4月に発生したネパール地震の際にも、現地へ派遣され捜索活動に当たったのだとか。そんな彼が、立派な災害救助犬になるまでの成長の記録を動画でもチェックしてみてください。私も実際動画を見ましたが、自らがドロドロになりながら、懸命に捜索活動している姿には本当に心をうたれました。人間に捨てられたのに、人間を信じて助けてくれている姿…涙が出ました。

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