犬の殺処分ゼロのために、いま私たちができることは何だろう?

日本にはペットショップが多く立ち並び、ペットブームが続いています。その裏側では毎年何万匹にも及ぶ犬や猫が殺処分されている現実があります。そこで今回は、殺処分0に向けて私たちにできることを紹介します。

日本での殺処分は炭酸ガスによる窒息死が一般的です。 これは各都道府県の動物愛護センターや保健所で行われています。

それではどのような経緯で犬たちは動物愛護センターや保健所に運ばれてくるのでしょう。 その内訳は、「迷子」「飼い主やブリーダーによる飼育放棄」が多くを占めています。 特に飼い主の飼育放棄では「思っていたより世話が大変だった」「犬の医療費が高く、経済的に犬を飼えなくなった」「引越しの都合で犬が飼えなくなった」など、 “飼い主の身勝手な理由” が多く挙げられています。 ブリーダーによる飼育放棄も、子犬を高値で売買する日本のペット事情によるものです。 それでは、このような悲しい現状を少しでもよくするために私たちにできることは何がるのでしょう。

実は日本には、年間の犬の殺処分数を減らそうとする団体が数多く活動しています。 その団体のボランティアとして参加することで、殺処分を減らす活動に参加することができます。 また、ボランティアをする時間はなくとも、物資や募金を継続的に行うことで団体の活動に参加することもできます。 ただし、各団体の収支報告を確認し、自分の支援が確実に殺処分ゼロの活動に役立てられているかどうかを見極めることが大切です。

犬を新しく迎える際「譲渡」という選択肢があります。「譲渡」とは、動物保護団体で保護された「保護犬」を譲り受けるもので、保護犬を家族に迎えることで殺処分ゼロへ繋がります。 日本では犬を飼うというと多くの人がペットショップやブリーダーから生後2、3ヶ月の子犬を購入することが一般的です。 子犬から迎えることで、可愛い時期を共にし、少しでも長い時間を一緒に暮らすことができます。 一方で、保護犬は必ずしも子犬ではなく、生後2、3ヶ月から10歳以上まで、幅広い年齢の犬がいます。 しかし、その保護犬を譲り受けることにもメリットがあります。 まず「費用」です。 譲渡は商売が目的ではないため、ペットショップやブリーダーに比べ、大変安い値段で犬を迎えることができます。 次に「しつけ」。 保護犬の中には”おすわり””まて”など、生活に必要なトレーニングを身につけている場合があります。 子犬を一から上手にトレーニングすることは大変時間と手間がかかりますので、すでにトレーニング済みであると日常生活にも溶け込みやすいですね。

殺処分ゼロに向け、私たちにできることを2つ紹介してきましたが、一番大切なことは『捨てられる犬の数が減ること』。 そのためには、犬を飼う前に飼い主がきちんと情報を集めることです。 例えば「その犬種を飼うのに必要な飼育環境は?」「病気になった場合、どのくらいの費用がかかるの?払えますか?」「その犬種の性格は?」「どんなトレーニングが必要?」など。 それらをきちんと確認した上で“責任”と“覚悟”を持つことが必要です。 「犬を飼う」というのは「一つの命を預かる・育てる」 ということ。 そのことを飼い主ひとりひとりが自覚することができれば、暖かい家族に囲まれ、幸せいっぱいの犬は、もっともっと増えると思います。 そうすれば、日本の犬の殺処分数が0になる日が遠くないはずです。

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